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下肢静脈瘤とは

下肢静脈瘤は足の血管の病気です。

足の血管がボコボコとこぶのように膨らむ、足にだるさやむくみを感じる、頻回に足がつる、ふくらはぎの痛み

これらの症状は下肢静脈瘤に多く認められる症状です。
他にも、足がむくむ原因となったり、足の痛みの原因となることもあります。
病気が進行すると、湿疹や潰瘍などの皮膚病を合併する場合があります。

下肢静脈瘤の症状 ・静脈瘤(血管がボコボコ)・掻痒感(下肢の痒み)・むずむず感(足の違和感)・皮膚変色(足の色が変わる)・重苦しさ、倦 怠感(足のだるさ)・潰瘍(傷が治らない)・足、かかとの腫張(足のむくみ)・ふくらはぎの痛み・痛み、ズキズキ感、痙攣(足の痛み)

下肢静脈瘤の原因は?

人間の体には2種類の血管があります。
心臓から全身に酸素や栄養を運ぶ動脈と、
逆に二酸化炭素を多く含む血液を全身から心臓に戻す静脈です。
足の静脈は重力に逆らって足先から心臓に血液を送らなければなりません。
そのため、静脈の内側には逆流を防止する弁があります。
下肢静脈瘤はこの静脈の弁が壊れることによって起こる病気です。
弁が壊れてきちんと閉まらないために、下流の静脈に血液が溜まり、
静脈の壁が徐々に引き延ばされて、グネグネと曲がった状態になります。
静脈の弁が壊れる原因には、遺伝や妊娠・出産、長時間の立ち仕事などがあります。
下肢静脈瘤は見た目が悪くなるだけでなく、汚れた血液が足に溜まったり、
静脈の中の圧力が高くなることによる炎症によって様々な症状が起こります。

静脈瘤の様々な原因 ・年齢・肥満・立ち仕事・重労働・性別・家族歴(遺伝)・出産(妊娠(複数回))
弁が正常な静脈と弁が壊れた静脈の比較

身近な病気、下肢静脈瘤

下肢静脈瘤は、40歳以上の女性に多く認められ、年齢とともに増加していきます。
日本人では15歳以上の男女の43%、60歳以上では72%もの人に静脈瘤が認められたとの報告もあります。
疑わしい症状を認めた場合には、まずは専門の外来を受診することをお勧めします。

下肢静脈瘤の症状写真

診断は?

診断には下肢静脈エコー(超音波)検査を行います。
エコー検査は体への負担がなく、
静脈の拡張の程度や逆流の有無など、
的確に診断をすることができる検査です。
診断に至るまでに、
注射などの検査も一切必要ありません。

治療法は?

下肢静脈瘤の治療には“弾性ストッキング治療”、“硬化療法”、“ストリッピング手術”、
“高周波治療(レーザー治療)”の4つがあります。
静脈瘤の進行状況や、静脈瘤の太さなど、患者さんの状態に合わせて、適切な治療を選択していきます。
傷をなるべく少なくしたい等の希望に合わせて、これらの治療を組み合わせることも可能です。
治療は全て日帰りで行うことができます。
ストリッピング手術、高周波治療も同様です。
では、下肢静脈瘤は何科で治療するのが良いのでしょう?
あらおクリニックでは、血管外科を専門とする医師と、形成外科を専門とする医師が共同して、
きれいな見た目を取り戻すための高度な治療方法を行っています。

弾性ストッキング治療

軽度の下肢静脈瘤は、弾性ストッキングの着用だけで落ち着く場合もあります。また、血管内治療後には弾性ストッキングの着用が必須となりますので、当院では専任の弾性ストッキング・コンダクターがお一人お一人に合ったストッキング選びをサポートいたします。

硬化治療

硬化療法とは硬化剤を静脈瘤になった血管内に注射し、血管をつぶしてしまう治療です。高周波やレーザーなどの血管内焼灼術が登場する前には、一時静脈瘤治療の中心となったこともありました。現在では硬化療法のみでは再発率が高いため、高周波治療の補助的治療に用いられることが多いです。また、網状やクモの巣状静脈瘤などの細い静脈瘤の治療にも用いられています。

高周波治療

高周波治療は、血管の内側から熱を加え、焼いて塞いでしまう治療法です。
細いカテーテル(管)を病気になった静脈の中に通して、熱を発生させます。
焼いた静脈は焼肉のように固く縮んでしまい、
治療後半年くらいで吸収されて無くなってしまいます。
同様の血管内治療にはレーザー治療があります。
高周波治療は、レーザー治療よりも痛みや内出血が少なく、
治療時間も短時間で終わる最新式の治療法です。
高周波治療は2014年より登場した最新の静脈瘤治療です。
術後の痛みも殆どなく、治療翌日より、通常の日常生活を送ることが可能です。
あらおクリニックでは、コヴィディエン社の高周波治療機器を採用し、
負担の少ない静脈瘤治療を行っています。

高周波治療の全体イメージ図 高周波治療のイメージ図

ドクター紹介

ドクター 佐賀 俊文
佐賀 俊文 資格 所属学会

料金

当院の静脈瘤治療は全て保険適応の治療となっており、経済的にも安心して治療を受けていただくことができます。

術式 金額(3割負担) 金額(1割負担)
初診
(超音波検査)
約2,500円 約800円
術前検査
(血液検査・心電図等)
約3,500円 約1,200円
硬化療法 約6,000円 約2,000円
高位結紮 約15,000円 約5,000円
ストリッピング
(抜去切除術)
約40,000円 約12,000円
高周波手術
(血管内焼灼術)
約48,000円 約12,000円

下肢静脈瘤の診断及び治療は、基本的に保険診療で行います。より表面的な細い血管の治療を希望される場合には、自費診療のレーザー治療が可能です。
※表示価格は、すべて片足1回分での金額になります。

自費診療
術式 金額
レーザー血管治療(ヤグレーザー) 30,000円~

上記費用以外に、治療前後の診察費・検査費などがかかります。
※表示価格は、すべて片足1回分での金額になります。
※表示価格はすべて税抜です。

弾性ストッキング
弾性ストッキング 金額
圧迫療法用 3,000円~約2万円
手術時用 3,000円~10,000円 
※手術部位により異なります。

当院の弾性ストッキング・コンダクターが、お一人お一人の下肢静脈瘤・むくみの症状に合わせた弾性ストッキング選びのお手伝いをさせていただきます。
※表示価格はすべて税抜です。

民間の医療保険による給付金について

民間の医療保険・生命保険などに加入されている方へ

下肢静脈瘤の高周波治療は、手術給付金の支払い対象となる場合があります。
民間の医療保険・生命保険に加入されている方は、下肢静脈瘤手術をお受けの際に手術給付金が支給される可能性がありますので、
各保険会社にお問い合わせくださいませ。

保険給付を希望される方へ

診断書をご希望の方は、各保険会社から渡される書式の診断書をご持参ください。
当院で診断書を作成いたします(有料となります)。